20100625

7月2日はうどんの日(半夏生)

7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間が半夏生。農家においては田植え終了の目安の日です。半夏生(はんげしょう)のころは、天から毒気が降るという言い伝えがあり、井戸に蓋をしたり、酒や肉を断ったり、野菜や筍を食べるのを控えたりする風習が各地にありました。讃岐地方の農家では半夏生のころ、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらう為に、うどんを打って食べる風習があり、それにちなみ「うどんの日」となりました。

また、半夏生にタコを食べるのは、古来より農耕民族のお祭りとして、田植えが終了した時期に稲の根がタコのように地に吸い付き、根付くよう祈願して、食されてきた風習で、タコの八本の足は末広がりを意味し、吸い付くように地を這うことで、地盤ができる縁起の良い食物とされています。また、栄養面でも、たんぱく質、タウリンが豊富に含まれていることから、動脈硬化や肝臓病、視力低下の予防に効果があるといわれており、暑い夏を健康的に乗り切るようにと願いを込めて食されてきたといわれています。